その絵、AIが描いたのか人間が描いたのか、気になったことはありませんか?
同じお題で、画像生成AI10種類にイラストを描いてもらいました。今回はその10枚を、AIが描いたかどうかを調べてくれる「AI画像判定サイト」にかけてみました。使ったのは次の2つです。
- Hive Detect(ハイブ):絵そのものを見て判定するサイト
- 生成AI画像チェッカー(ユーザーローカル):画像ファイルに埋め込まれた「AIで作った印」を読むサイト
結論から言うと、この2つは得意なことがまったく違いました!
判定にかけた10枚
お題は「木造船の甲板で、みたらし団子の串を差し出して笑う女性」です。淡い水彩風のイラストで、縦長で描いてもらいました。同じお題で、次の10種類に描いてもらいました(Draw Thingsだけは専用の書き方に直して渡しています)。

- Claude(コードで図形を組み立てて描く)
- Gemini(ブラウザ版)
- Draw Things(Macのアプリ)
- Gemini 3 Pro(API)
- Gemini 3.1 Flash(API)
- GPT-5.4 Image 2(API)
- FLUX.2 klein(Macでローカル生成)
- FLUX.1-dev(Macでローカル生成)
- Z-Image Turbo(Macでローカル生成)
- Image Playground(Apple純正。画面ごと撮ったスクショ)
Hive Detectの結果:ほぼ全部見抜かれました
Hive Detectは、画像をアップロードするだけで「AI生成の可能性」を%で出してくれます。どのAIで作ったかの推定も出ます。
Hive Detectの判定(AI生成の可能性)
- Gemini(ブラウザ版) 99.9%
- Draw Things 99.9%
- Gemini 3 Pro 99.9%
- Gemini 3.1 Flash 99.9%
- GPT-5.4 Image 2 99.9%
- FLUX.2 klein 99.9%
- FLUX.1-dev 99.9%
- Z-Image Turbo 99.9%
- Image Playground 88.7%
- Claude 9.5%

画像生成AIで描いた9枚は、全部AIだとばれました。しかも4枚は、どのAIで作ったかまでズバリ当てています。
生成元の推定が当たったもの
- GPT-5.4 Image 2 → 「gptimage2」99.9%
- Gemini 3 Pro → 「Gemini 3」99.9%
- FLUX.1-dev → 「FLUX」99.6%
- Z-Image Turbo → 「zimage」99.9%
ほかの5枚は迷っていました。Gemini 3.1 Flashは「ERNIE」53.8%と「Gemini 3」46%、ブラウザ版のGeminiは「Gemini 3」60.9%と「ERNIE」38.7%で票が割れ、FLUX.2 kleinは「flux2」39.8%どまり。Draw ThingsとImage Playgroundは「その他の画像生成AI」でした。
面白かったのはClaudeです。AI生成の可能性は9.5%しかありませんでした。Claudeは画像生成AIではなく、プログラムで丸や線を組み合わせて絵を描きます。画像生成AIとは描き方がまったく違うので、見抜けなかったのかもしれません。
Image Playgroundは原寸の画像が取り出せなかったので、画面ごと撮ったスクショで判定しました(汗)。それでも88.7%でAIと判定されています。
生成AI画像チェッカーの結果:見抜けたのは3枚だけ
生成AI画像チェッカーは、ユーザーローカルが無料で公開しているサイトです。ログインも要りません。こちらは絵を見るのではなく、画像ファイルの中に「AIで作った」という記録(C2PAという規格のデータ)や、目に見えない透かしが入っているかを調べます。
生成AI画像チェッカーの判定
- Gemini 3 Pro 高(Google Gemini)
- Gemini 3.1 Flash 高(Google Gemini)
- GPT-5.4 Image 2 高(OpenAI API)
- 残りの7枚 低

「高」と出た3枚は、どれもAPIで作った画像でした。結果画面には、記録の中身も表示されます。GPT-5.4 Image 2なら「OpenAI OpCo, LLC」の署名と「gpt-image-2」というモデル名、作った日時まで入っていました。
逆に、Macで動かしたFLUXやZ-Imageには、この記録が最初から入っていません。なので「低」になります。Geminiのブラウザ版で作った画像も「低」でした。
記録を消すとどうなる?
C2PAの記録は、画像を保存し直すだけで消えてしまうことがあります。そこで、「高」だった画像から記録を消して、もう一度判定してみました。
記録を消した画像の判定
- GPT-5.4 Image 2(記録なし)
- 生成AI画像チェッカー:高(「SynthIDで判定されました」と表示)
- Hive Detect:99.9%(gptimage2 99.9%)
- Gemini 3 Pro(記録なし)
- 生成AI画像チェッカー:低
GPT-5.4 Image 2は、記録を消しても見抜かれました。結果画面には「SynthIDで判定されました」と出ています。ただ、SynthIDはGoogleの透かしの名前なので、OpenAIの画像で何を見つけたのかはよくわかりませんでした。反対に、Gemini 3 Proは記録を消したら「低」になりました。
Hive DetectでGPT-5.4 Image 2の記録を消した版も試しましたが、結果は99.9%で変わりませんでした。
ちなみにHive Detectの結果画面にも「コンテンツ認証情報」という欄がありますが、記録入りのGPT-5.4 Image 2でも「見つかりませんでした」と出ました。理由はわかりませんでした。
2つのサイトの使い分け
Hive Detectが向いているとき
- SNSで見かけた絵がAIかどうか、ざっくり知りたいとき
- 保存し直された画像や、スクショしか手元にないとき
生成AI画像チェッカーが向いているとき
- 「AIで作った」という証拠を確かめたいとき(作成元と日時まで出ます)
- 判定が「高」なら、かなり確かです
ただし、生成AI画像チェッカーの「低」は「人間が描いた」という意味ではありません。記録が入っていないだけ、ということも多いんです。Hiveのほうも、Claudeのような描き方だと見抜けませんでした。どちらも目安として使うのがいいと思います。
おわりに
だんだんと、AIイラストかどうかを見分けるのが難しくなってきました。指が4本だったり、足が3本だったりした時代は終わり、気がつかないうちにAIの作ったものばかりに囲まれています。
良い時代なのか悪い時代なのかは、まだ判断できません。楽しくもあり、少し怖くもありますが、これからの行く末を見守っていきたいですね。
Hive Detectの使い方は、こちらの記事でくわしく紹介しています。
【2026年版】その絵はAI?人間? AIが描いたイラストかどうかを調べるサイトを紹介【Hive】
気になる絵があったら、ぜひ2つとも試してみてください!

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