今回は、私が使っている「機関室オフィス」の模様替えの記録です。
機関室オフィスは、Claude Code(AIにパソコン作業を任せる道具)が裏で何をしているかを、3Dのオフィスとして眺められる画面です。AIの作業1つが社員1人になって、机で働いたり、休んだりします。作った経緯は前回の記事に書きました。
前回の記事:Claudeが裏で何をしているか、3Dのオフィスで眺められるようにしました
実はこのオフィス、前回の記事を書いたあとも改造が止まらなかったんです。最初の試作から12日間。見た目の大きな変化で区切ると、8つの時期に分かれます。作業の控えに残したファイルは、100個を超えました(汗)
しかも、私がやったことはほとんどありません。iPhone でスクショを撮って、「手は何?」のような一言を送るだけ。直すのは全部 Claude です。
今回は、その一言と一緒に、オフィスが変わっていく様子を順番に見ていきます。
1日目の朝:がらんとした部屋とマネキン
最初の試作がこちらです。

白い壁の部屋に机が並んでいて、小さなロボットがぽつぽつ立っているだけ。吹き出しには、AIがやっている作業がそのまま英語まじりで出ています。
このときの私の感想は「試作としてはうまく動いてる」でした。
1日目の朝・その2:夕暮れのデザインスタジオ
次に頼んだのは「オシャレな空間にして」。
まず夕暮れの案が出てきて、「別案も見たい」と頼むと北欧とネオンも並びました。3つを見比べて、結局は夕暮れを選んでいます。

木の床に観葉植物、窓からは夕日が差し込むスタジオです。この日の夜には、ふだん使っているダッシュボードのボタン1つで開けるようになりました。
3日目:台詞・金色・椅子
ここからは「何をしているか分かる」ための改造です。前回の記事で紹介したのは、だいたいこのあたりまでです。
- 「何をやっているかを日本語の台詞で」→ 吹き出しが「a.pngを読んでます」「終わりました!」に
- 考え中は「うーん…」。のちに「どうしようかな」「なるほど」など10種類に増えました
- いちばん上のモデル(Fable)で動いている社員だけ金色に
- 「作業が終わったら座ってほしい」→ 待機中は椅子に座る


ちなみに、作業中の社員がキーボードを打つようにしてもらったら、手がキーボードから浮いていて何度か直しています。キーボードが小さすぎる、指がキーボードにめり込んでいる……。3Dで手を描くのは、けっこう大変みたいです。
8日目:管制室になる
ここで大きく路線変更しました。頼んだ一言は「もっと格好良く先進的に」。
方向は「管制室」に決めて、暗い床にシアンの光、正面には大きなスクリーンという部屋になりました。

正面のスクリーンには、作業中の人数と、Claude の使える残りが棒グラフで出ます。
続けて「もっとカラフルに」と頼むと、役割ごとに色が付きました。私が直接話しかけているAIは水色、部下として作業するAIはオレンジ、調べ物担当は紫、という具合です。色で「誰か」、光り方で「何をしているか」が分かります。

9日目:手は何? ソファは?
管制室の細かい直しが続いた日です。
まず、上から見ると、キーボードを打つ社員が手を上げているように見えました。私の一言は「手は何?」。何度かやり取りして、最後は「動いているときはキーボード、止まっているときは両手を下ろす」で落ち着きました。
次に「待機中は立たせずソファでくつろがせよう」。

ソファを置いたら、上から見ると紺色の板にしか見えなかったので、座面をテラコッタ色にしました。「肘掛けある?」と聞いたら、肘掛けに腕を乗せる座り方まで付けてくれました。
この日はほかにも、こんな改造をしています。
- やっていることで机の画面が変わる(読む・書く・調べる・考える など7種類)
- 私の返事を待っているAIは、頭の上に黄色い「?」が出る
それまでは、私の返事を待って止まっているAIがいても、画面では見分けられなかったんです。
10日目:宇宙船にお引っ越し
「部屋を拡げよう・可愛く・アイテム増やして」と頼んだら、Claude がデザインを5案出してくれました。選んだのは宇宙船のラウンジです。決め手は、丸い窓から見える星空と惑星でした。

奥が操縦席(ブリッジ)、手前が休憩のラウンジ。丸い窓の外には星空と惑星が見えて、時刻に合わせて朝・昼・夕・夜に変わります。人形も、マネキンから服を着た12人に変わりました。
宇宙船になってから、増えたものはこちら。
- 作業が終わると、窓の外がワープする
- 部下のAIは、小さなドローンになって飛ぶ
- 休憩中は本・アイス・コーヒー・ゲーム機などで、くつろいでいる
- 社員に名前が付いた(「43c7とかを人名に」と頼んだので、ハルト・ユイ・アレックス…)
金色だった Fable は、「金だと可愛くない」と言ったら艦長帽をかぶることになりました。

……顔が、なんだか眠そうですよね(汗)
11日目:顔が見えるカメラと、表情
眠そうに見えるのは、もとの人形の顔が動かない絵だからです。
そこで「表情付けて」。作業中は集中した顔、考え中は上目づかい、失敗すると「><」、まばたきもします。
同じ日に、カメラも低い角度から顔が見えるように変えてもらいました。壁がじゃまで顔が隠れるときは、壁のほうが消えます。
12日目:ハンバーガーと、ちびキャラ完成
そして今日です。休憩中の子が食べていたおにぎりは、ハンバーガーに変えてもらいました。

髪の色は12人それぞれ違う色になり、帽子やメガネ、お団子などの髪型も付きました。女の子は目を可愛くしてもらっています。ソファに座ると足が座面に埋まっていたのも直っています。
そして今日いちばん大きな一言は「ミニキャラみたいに可愛く」。頭を大きく、脚を短くして、2頭身ちょっとのちびキャラになりました。ソファに座ると、短い足がぶらぶらします。

ただ、もとの人形を伸び縮みさせるやり方では、頭の形までは丸くなりません。
実は同じ朝、並行して、キャラを一から作るほうも進めていました。Claude が Blender(無料の3D制作ソフト)を操作して、ちびキャラの体を作るところからです。
私が送った一言は、こんな感じです。
- 「ここから可愛く作って」→ 頭を大きく体を短く、目は低く離して、ほっぺをふっくら
- 「前髪がおかしい。ちびキャラやミニキャラで調べて参考にして」→ イラストの描き方の解説を調べて、前髪を作り直し
- 「機関室オフィスでも使える?」→ 骨組みと動きをオフィス用に作り直して、組み込み
- 「キャラや衣装、髪型などバリエーションふやして」→ 女の子の髪型6種類、男の子3種類、12人それぞれ違う服に
- 「衣装もトレンドをネットを調べて、反映してね」→ ケープやルーズソックス、ふくらんだダウンジャケットなど
- 「目もバリエーションふやしてみて」→ まる目・つり目・たれ目・ジト目・キラキラ目・にっこり目
そうしてできたのが、この12人です。

ここから「ブラッシュアップする点ある?」と聞いて、仕上げも入りました。
- 塗りをアニメ風に(影をくっきり、輪郭線つき)
- 3〜6秒おきに、人ごとにばらばらにまばたき
- 作業が終わるとにっこり目、失敗するとたれ目に
- 女の子の髪が揺れる

最後に「それぞれのキャラの性格、個性を付与して」。12人に性格と口癖が付いて、同じ作業でも人によって台詞が変わるようになりました。作業が終わったとき、元気なヒナは「できたよ!やったー!」、お嬢様のセイラは「終わりましたわ!当然の結果ですの」です。

右上の「キャラ」ボタンで、宇宙船からの「いつもの」12人と、このちびキャラ12人を切り替えられます。
これからは、この自作のちびキャラ12人で眺めていくつもりです。
変わらなかったこと
見た目は何度も変わりましたが、仕組みはずっと同じです。
- AIが書き残す作業記録を読んで、絵にしているだけ
- なので、オフィスを見ているだけなら Claude の使える残りは減らない
- だれも見ていなければ、10分で自動的に止まる
変わったのは見た目と、「AIがいま何をしているか」の分かりやすさです。
まとめ:一言で頼めば、12日で宇宙船になる
振り返ると、私が送ったのはほとんど一言でした。「手は何?」「金だと可愛くない」「足が埋まってる」。それだけで、マネキンの事務所が宇宙船になりました。
8つの時期でいちばん好きなのは、実は管制室の頃です。今は、作業を頼んだあとにオフィスを開いて、ちゃんと動いているかを確かめています。見ていると、愛着が湧いてくるんですよね。
AIに作業を任せている方は、ぜひ「AIの仕事場」を眺められるようにしてみてください!作り込まなくても、だれが動いているかが見えるだけで、任せたあとの様子が分かるようになります。
次は、このちびキャラたちを育てていくつもりです。
Claudeで自分の中のイメージが簡単に再現できる時代になりましたね。


コメント